屋上防水の耐用年数とは?種類別解説と寿命を延ばす方法
屋上防水の耐用年数は、建物の寿命や維持管理に大きく影響します。
雨漏りは建物の構造躯体(くたい)に深刻なダメージを与え、多額の修繕費用を招く可能性も。
適切なメンテナンスによって、そのリスクを軽減し、建物の価値を守ることが重要です。
今回は、屋上防水の種類ごとの耐用年数、劣化症状、メンテナンス方法などを解説し、屋上防水の寿命を延ばすためのヒントをご紹介します。
屋上防水の種類別耐用年数と寿命を延ばす方法
主要な屋上防水の種類とその耐用年数
屋上防水には様々な種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。
代表的な防水の種類と、それぞれの耐用年数を以下に示します。
・ウレタン防水:密着工法で約10年、通気緩衝工法で13~15年程度。
比較的安価で施工しやすい反面、紫外線や熱による劣化が早く、定期的なトップコートの塗り替えが必要です。
劣化症状としては、ひび割れや膨れがよく見られます。
・塩ビシート防水:機械固定法で15~18年、密着工法で12~15年程度。
耐久性が高く、機械固定法であればメンテナンスフリー期間が長いのが特徴です。
劣化症状としては、ヒビ割れ、飛来物や鳥による破れ、シート結合部分の隙間、浮きなどが挙げられます。
高耐久仕様のシートを使用することで、耐用年数を延ばすことができます。
・改質アスファルトシート防水:12~18年、重ね貼りによって最大80年もの耐用年数を実現することもあります。
アスファルトの亀裂・ヒビは気温変化や地震などの影響を受けやすく、経年劣化によって発生しやすくなります。
・FRP防水:10~12年程度。
軽量で施工性に優れ、複雑な形状にも対応できますが、紫外線劣化しやすいという弱点があります。
定期的なトップコートの塗り替えが必要です。
屋上防水の劣化症状とその原因
屋上防水の劣化は、雨、紫外線、熱、乾燥収縮、凍結融解、中性化など様々な要因によって引き起こされます。
具体的な劣化症状と原因は以下の通りです。
・ひび割れ:乾燥収縮、凍結融解、中性化、紫外線、施工不良など。
ウレタン防水では乾燥不足も原因となります。
・膨れ:雨水などによる湿気。
密着工法で発生しやすく、通気緩衝工法で軽減できます。
・浮き:水分浸入による接着不良。
シート防水やウレタン防水で発生します。
・剥がれ:接着不良、下地処理不良など。
・雨漏り:上記の劣化症状の放置により発生します。
・雑草の生育:排水溝周りの土壌蓄積。
屋上防水の寿命を延ばすためのメンテナンス
屋上防水の寿命を延ばすためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが不可欠です。
・定期点検:5~8年毎に専門会社による点検を実施し、劣化状況を把握することが重要です。
・ひび割れ・膨れ・剥がれの早期補修:小さな損傷でも放置すると、雨漏りの原因となり、劣化を加速させます。
早期発見・早期補修が重要です。
・トップコートの塗り替え:ウレタン防水、FRP防水などでは、5~10年を目安にトップコートを塗り替えることで、防水層を紫外線などから保護します。
塩ビシート防水ではジョイントシールの注入が重要です。
・ドレン清掃:定期的な清掃で、ドレンの詰まりによる水溜りを防ぎます。
少なくとも年に1回は清掃を行いましょう。
屋上防水のメンテナンス時期の見極め方
定期点検の重要性と実施頻度
定期的な点検は、早期発見・早期対応によるコスト削減に繋がります。
5年~10年毎の定期点検を推奨します。
早期発見が重要な劣化症状とその対処法
ひび割れ、膨れ、水溜まりなどは、早期発見・早期対処が重要です。
放置すると雨漏りや大規模な修繕が必要になる可能性があります。
メンテナンス費用を抑えるための工夫
定期的な点検と小さな損傷の早期補修によって、大規模な修繕費用を抑えることができます。
まとめ
屋上防水の耐用年数は、種類や施工方法によって大きく異なります。
適切なメンテナンスを行うことで、耐用年数を延ばし、雨漏りなどのリスクを軽減できます。
定期的な点検、早期の補修、専門会社への依頼が、建物の維持管理に不可欠です。
費用を抑えるためには、予防的なメンテナンスを心がけ、劣化の早期発見・対処を心がけましょう。
それぞれの防水の種類の特徴を理解し、建物の状況に最適なメンテナンス計画を立てることが重要です。
広島で実績豊富なはらけんリフォームに外壁塗装の相談をしてみませんか?
- 会社名
- 株式会社 はら建興
- 屋号
- はらけんリフォーム
- 所在地
- 〒736-0004 広島県安芸郡海田町石原5-15 Google Mapはこちら→
- 連絡先
- E-mail:info@harakenkou.com
TEL:082-847-2648(年中無休 9:00~19:00)
FAX:082-847-2647(24時間対応) - 代表者名
- 原 健也
- 設立
- 1997年10月
- 業務内容
- 建築業全般
- 営業内容
- 塗装工事(外壁、屋根、鉄部、木部)
増改築リフォーム(一戸建、マンション、アパート、店舗)
住設工事(システムキッチン、洗面化粧台、ユニットバス、シャワートイレなど交換取付工事)
内装工事(クロス、クッションフロア、カーペットなど張替え工事)
建具工事(襖、障子など張替え工事)
改修工事(間仕切り変更、フローリング張替え)
和室畳新調、表替
サッシ工事
ハウスクリーニング
シロアリ工事
エアコン119番(エアコン新設・移設・クリーニング)
小さな工事119番(住まいの色々・水回り・お掃除のお困りごと) - 営業エリア
- 広島市(中区・東区・南区・西区・安芸区・安佐北区・安佐南区・佐伯区)安芸郡・呉市・東広島市・廿日市市
※その他のエリアについてはご相談ください。 - 有資格
- 建設業 広島県知事許可 (般-22) 第33044号
第二種電気工事士
二級建築施工管理技士
一級鋼橋塗装技能士
一級建築施工管理技士
二級建築士
増改築相談員
カラーコーディネーター
一級塗装技能士
二級塗装技能士【設備関係の資格】
給水装置工事配管技能者認定証
給水装置工事主任技術者証
配水管技能者登録証
下水道排水設備工事責任技術者証【その他資格】
国家資格 社会保険労務士
職長教育
特定化学物質等作業主任者
有機溶剤作業主任者
高所作業車運転者
ゴンドラ特別教育
電気工事士
簿記2級