自宅の外観に高級感と重厚感を演出したいがメンテナンスの手間やコストも気になる、といったお悩みをもつ住宅所有者の皆様も少なくありません。
この記事では、そのようなお悩みをお持ちの皆様に向けてスタッコ外壁の基本情報と魅力と課題点をご紹介します。

スタッコ仕上げの基本とその種類

スタッコ仕上げは、モルタル壁などに模様を付ける仕上げ方法の一つです。
近年はサイディング外壁が主流となり、スタッコ仕上げは減少傾向にあります。

しかし、その高級感と耐久性は、今もなお多くの住宅所有者を引き付ける魅力です。

スタッコ仕上げの種類

スタッコ仕上げには、大きく分けて2つの種類があります。

1:吹き放し仕上げ

吹き付けガンで吹き付けたままの仕上げです。
自然な凹凸が特徴で、素朴で温かみのある印象を与えます。

2:ヘッドカット仕上げ

吹き付けガンで吹き付けた後、コテやローラーで表面を押し固めて仕上げます。
吹き放し仕上げに比べて、よりシャープな凹凸が生まれます。
高級感があり、洗練された印象に。

スタッコ外壁のメリットとデメリット

スタッコ外壁は、高級感と耐久性という魅力的なメリットを持つ一方、汚れやすさや塗料の必要量といったデメリットも持ち合わせています。

スタッコのメリット

1:高級感と重厚感

スタッコ外壁は、石材を思わせるような細かい凹凸が特徴で、高級感と重厚感を演出できます。

2:耐久性

スタッコ外壁は、リシンなどの他の外壁仕上げに比べて、塗膜が厚いため耐久性が高いです。
一般的な塗膜の厚みは、スタッコは約5～10mm、リシンやジョリパッドは約3～4mm程度です。
厚い塗膜は、ひび割れを防ぎ、長持ちする仕上げを実現します。

スタッコのデメリット

1:汚れやすい

スタッコ外壁は、細かい凹凸があるため、汚れが溜まりやすく、落ちにくいというデメリットがあります。
特に埃や苔、カビなどが付着しやすい点は注意が必要です。

2:塗料の必要量が多い

スタッコ外壁は、塗り替え時に他の外壁に比べて、2倍以上の塗料が必要です。
これは、細かい凹凸によって表面積が大きくなるためです。
凹凸の隙間にも塗料をしっかりと塗布しないと、効果が期待できません。

まとめ

スタッコ外壁は、高級感と耐久性に優れた外壁仕上げです。

しかし、汚れやすく、塗り替え時の塗料の必要量が多いというデメリットも考慮する必要があります。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、ご自宅に最適な外壁を選ぶようにしましょう。

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